2012年7月アーカイブ

不定愁訴と整体

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不定愁訴とは病院にて『原因不明』で、複数の症状を訴える状態のことを言います。

症状としては、倦怠感、頭痛、頭重感、めまい、痺れや関節などの痛み、動悸やイライラ感、睡眠障害などさまざまです。

さて、体の不調はひとつの原因で発生しているものではありません

たとえば、肩こりは、しせい、ゆがみ、頸肩腕部の疲労、筋肉痛、ストレスなどが重なって発症します(もちろん一番の原因というものはあります)

そういう意味では不定愁訴というものの、取り留めのない症状群の、それぞれの症状に対する多くの原因の中に共通のものがあれば、それを解消すれば一気に改善することが考えられます(おおむね『ストレス』に集約すると思いますが)

では、不定愁訴に対して当院の整体のアプローチは以下のようになります。

  • ●ストレスに対しては直接解消することはご自身の行動によりますので、ストレス後の自律神経の調整を行います。
  • ●症状に合わせた異常個所の改善(頭痛なら頚部、関節痛なら関節周囲など)

自律神経調整はストレッサーが縮小しない限りある程度までしか効果が出ませんが、個々の症状にあわせた施術がそれぞれの症状を軽減します。

症状緩和によるストレス軽減の可能性が合わさることで、全体の症状が軽減される効果もある程度期待できます。(悪循環からの脱却)

不定愁訴に至るまでには一定以上の期間、負荷がかかり続けているでしょうから、改善についても、あっという間に治るとは思えません。

しかし、徐々にでも改善傾向が見えてくると、精神的にもかなり良い影響が出ると考えますので、当院の優しく安全な整体で悪循環からの脱却を目指しませんか。

肩こりの範囲(肩甲骨~頚部)と原因

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肩のこりを感じる場所として、首と肩関節の間の首寄り、指でグーッと押すと気持ちいいところ、ツボで言うと、肩井(けんせい)と言うところですが、ここが凝ったという方が多いようです。

肩井を指などで押して痛気持ちいいのは当たり前で、コリを感じていなくても揉みほぐして痛気持ちいい箇所です。

この気持ちよさは、たとえば、肘の骨の外側の膨らみ(上腕骨外側上顆)から手の方に少し行った辺り(手三里と言うツボ辺り)を押しても唸るような痛気持ちよさがあります。

いくら気持ちよくても、腕にコリ感は感じていません

つまり、肩井の筋緊張自体が肩こりの根本的な原因ではなく、その他に原因があることがとても多いのです。(肩井に主な原因がある可能性もありますが)

概ね頚部の変形や筋緊張が、かたこりに対して影響を及ぼしていることが多く、頚部の変形を表す言葉としてストレートネックなどは最近言われるようになりました。

また、肩甲骨周囲に肩こりの原因があることも多く、この部分の変形としては猫背などの言葉が当てはまるものと思います。

この際は、腕の重さを肩に感じていることも多いようです。

色んな治療院があり、いろんな治療方法があり、それぞれに良いとこがあるとは思いますが、コリを自覚している肩井部分ばかりを治療するところは、さすがにお勧めしません。(鍼灸でも「痛いところ鍼」と言って、痛い箇所だけに鍼をして、改善をはかるものは一般的に下手とされています 笑)

当院でも、痛いところの近い周囲に主な原因があると判断することは多いですが、周囲の広範囲に細かな原因や悪い影響がある可能性が高いと考えていますので、広い視野で施術を行うように心がけています。

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