整体で改善される倦怠感で、よくあるのが、
胸郭(きょうかく)が下がっている状態。
胸郭とは肋骨が作っている空間全体のことで、
下がるということは言い換えると胸の部分が垂れ下がっているイメージ。
このことで、その下にある肺が圧迫され、
呼吸が浅くなり、各器官に十分に酸素がいかない状態であれば、
疲れやすく、倦怠感を招きます。
また、病気にもかかりやすくなります。
胸郭を上げることはなかなか容易にはいきません。
肋骨は当然脊椎(せきつい・背骨こと)に繋がっており、
背骨の歪みも大きく関係しており、これは姿勢が関与しています。
姿勢は長年にわたり脊柱に歪んだ状態を記憶させているとともに、
癖であるがゆえになかなか正常に戻すことは困難なのです。
ただし最近になって出てきたような症状は、
ほんの少しの状態改善で、症状はなくなりますので、
痛みなどはとにかく早めに対応したほうが良いでしょう。
また、定期的なメンテナンスを続けることは将来の痛みから開放される事となります。